AESC、米国フローレンス新工場の起工式を実施

日本のリチウムイオン電池大手AESC(本社:神奈川県座間市広野台2-10-1、CEO:松本昌一)は2023年6月7日、米国サウスカロライナ州フローレンス郡に建設予定のEV用リチウムイオンバッテリー新工場の起工式を執り行いました。

サウスカロライナ州知事のヘンリー・マクマスター氏などが列席し、AESC USのマネージングディレクター ジェフ・ディートンとともに、工事の順調な進捗と安全を祈願しました。

フローレンス工場は使用電力が100%再生可能エネルギー由来のグリーン工場です。年間30ギガワット時(GWh)の生産能力で2026年からの稼働を予定しています。従来バッテリーよりエネルギー密度を20%高くし、充電速度の向上とともに、航続距離が30%拡大した次世代バッテリーを生産し、BMWをはじめ、複数のグローバルメーカーへの供給を予定しています。

当社は既存のスマーナ工場、建設中のボーリンググリーン工場とフローレンス工場を合わせ、年間70GWh以上の生産能力を米国で有することになり、同国のさらなるEVシフトに貢献していきます。

サウスカロライナ州知事 ヘンリー・マクマスター氏:

「AESCが同社にとって重要な一歩をサウスカロライナ州で踏み出したことをうれしく思います。サウスカロライナ州フローレンス郡は、地域社会の変革を促し、繁栄につながるこの大規模な投資への準備をこれまで整えてきました。フローレンス工場の着工は、同州におけるEV産業の急速な発展を象徴しています。」

AESC US マネージングディレクター ジェフ・ディートン:

「フローレンス工場の着工は、サウスカロライナ州への投資と、EV用バッテリー生産に取り組む私たちの重要なマイルストーンの一つであり、本日の式典を執り行えたことを、大変うれしく思います。今後もグローバルリーダーとして、EV用バッテリー技術のさらなる革新、生産能力の拡大に尽力し、米国におけるEVシフトの加速化に貢献してまいります。」

AESCは、世界に誇る日本のものづくり技術と長年の研究開発による知見を基に、自動車および電池業界の国際競争力の向上に貢献し、カーボンニュートラル社会の実現に向けたグリーン産業の発展を通じて、地域を活性化するとともに、高付加価値の雇用をグローバルに創出してまいります。